恋愛教科書《オレ様と彼女》
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気付いたら俺様の視界は一転していた。 


尻餅つく俺様を、見下ろす鬼の形相をしたおさげで眼鏡をかけた女。 


何があったかしばらく分からずに、とりあえず痛む頬を押さえ見上げる。


「…アンタって最低!」


見上げた瞬間、落とされた言葉。 


なにが起きたのか、一瞬分からなかった。



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