恋愛初心者×恋愛上級者
「よーっしぃ♪今日は玲央の歓迎会よ!シェフ呼んで!」
「了解〜♪」


もー。
本当に歓迎会とかにぎやかなことスキなんだから…

「じゃ、それまで何して遊ぶ?」
「乗馬。」
「エステ♪」
「庶民の遊び♪」


円香をはじめとするあたしたち二人以外から、めちゃくちゃたくさん意見が出る。

「ということで、瑠璃と玲央の恋愛講座にきまりました!」
「どういうことでたし!」
「俺はいいよ。みんなに瑠璃を使ってキスの仕方とか教えてやるよ。」
「決定〜♪」


決定!?

あたしの意見は?


「んじゃさっそく〜」
「瑠璃と玲央の、恋愛講座〜!!」

なに、このテレビ番組みたいなタイトル。

「じゃ、質問ある人〜?」
「はぁい!キスの仕方!!」
「蘭、偉い!」

円香、あんた……
うらむよ……

「まずは、唇を重ねて………」

「そして、なれてきたら口を開き、舌を絡める。」

「んっ…」

玲央、本気だ……
これみよがしに見せ付けてる………
まるで、こいつは俺の獲物だといわんばかりに……

「わーお。」
「間近で生キスなんて…………」
「刺激的…愛こそ美……なのか?ならば……蘭、円香!どちらでもいいから付き合ってくれ!」

アレン、ばか……
二人から同時にびんたをくらった。

「「さいってー!」」

見事にハモりながら。

「ああっ。僕の美しい顔がっ……」
「「一生うざったいナルシストでいろ。このバカアレン!!!」」


わーお。
ハモりすご……






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