恋愛初心者×恋愛上級者
〜瑠璃Side〜

晴香?玲央?

どうゆうこと?

切っても切れないつながり…………

あたしはその言葉に嫉妬した。
あたしより先に玲央を知ってるんだ。


「瑠璃さん♪玲央と別れて?」
「は?」
「宣戦布告したでしょう?だから、別れて。」
「晴香ッ!!」
「玲央、あたしはあなたを手に入れるまであきらめない。」

ゾクッ
寒気がする。

晴香さんて人、怖い



「考えておいてね♪あたしは、南家なんて怖くない。地位なんて関係ないから。別れないなら生徒会全員を傷つけるから。」


ニヤッと笑う、晴香さん。
玲央を愛してるんだ。


愛が憎しみにかわったんだ。


「あたしは、別れません。別れるつもりはありません。そして、みんなを傷つけるようなことしたら、許さない」
「あら♪クスクス。百戦錬磨のあなたが一人の男に執着するなんて。よっぽど玲央のキスが気に入ったのね!」
「晴香ッ!!!」


え……
晴香さんも玲央と?

「玲央は、女の扱いがうまいから、わかるわぁ。でも、その先はしていないんでしょう?」
「………」
「晴香!!!!」

その先………
Ηのことだよね……


「あたしはあるわよ?」
「え……」

胸が痛い。
目が熱い……
涙がでそう……

「したことないのぉ?あたし、初めてだったけど、よかったなぁ。」
晴香さんが意地悪く言う。

「玲央、本当?」

「………あぁ。」


…ッ!!

ばかだ、あたし………

これじゃあ、玲央がスキっていってるようなもんじゃない!

いつのまにか、屋上にきていた。







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