恋愛初心者×恋愛上級者
「明ァ?あんな弱いヤツがみはりでいいのかよ。」
「そんなっ………」


玲央!

いきなりドアが破られてびっくりしたのか、男達はあたしを襲うのをやめていた。

「瑠璃!」

あたしは、すぐさま男達のうでを擦り抜けた。


「何してんのよ、役立つ!!」
晴香さんがすごい形相でにらむ。


「晴香。お前、いい加減にしろよ。お前がどんなに瑠璃を傷つけたって、俺はお前を愛さない。」

晴香さんの顔が歪んでいく。


「何よ………」


晴香さんは泣き崩れてしまった。



「二度と瑠璃に近づくな。」
「うっ………」







「行こう。瑠璃…」
「うん………」



あたし達は、部屋をでた。




















その時、あたし達は晴香さんを甘くみていた。


晴香さんはそこまでしないって思ってたから。











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