夢で桜が散る頃に。

いつでも俺はお前を見守っとる。
ちゃんと傍におる。

やから安心して好きな事をしてくれ。
俺はそれを一番望んどるし、一番安心する。





「本当に、最後まで心配掛けちゃったわね」

ああ、なんて情けないんだろう。
そう思う程、私はあんたの事を‥‥

「ありがとう、これからも‥愛しているから」

だから、忘れたりなんてしないわよ。
後で辛くなる事になったとしても、ずっと忘れないから。
そして志黄の生きれなかった時間を

私が一生懸命に生きるから‥‥。



それが、唯一の私の生きる理由。





ほんまに、今までありがとう。
お前は、俺に沢山の思い出という宝物をくれた

最高の女や。

これからもずっと、俺はお前の事を見守っとる。
愛し続けるから。



志黄



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