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だから、そのことをりょうに言ったら、


「じゃあ来年は、たかちゃんを越えるために、バッテリー組もうね」


と、約束をすることになった。


俺は、少したかちゃんに近づいた気がして、かなり嬉しかった。
 


 野球付けの日々を送りながら、ようやくポジションをもらえる5年生になった。


俺とりょうは、周りに負けないくらいうまくなったと思う。


冬は、グランドがつかえなかったけれど、体育館で筋トレしたり、雪があまり積ってない時は、外を走ったりもした。


正直、春より練習が楽になったのを感じていた。


自分でも成長がわかるのが楽しかった。


やっぱり、野球をやってて良かったと思った。

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