BESTGAME
「なかなかうまく分かれたな。よし、当分はこのポジションでいってみる。練習で向いてないと思ったり、俺がアドバイスしたりするから、変更もあると考えること。では、さっそく守備ごとに分かれて練習する」


内外野は6年生のノックに混ざり、バッテリーは投球指導を受けるとのことだった。


投球指導では、バッテリーの相手も決めることになっていた。


監督は、俺とりょうをバッテリーにしたいと、コーチに言ってくれた。


監督のおかげで、俺たちはバッテリーになれたのだ。


そこからは厳しい投球指導が待っていた。


最初は、ピッチャーとキャッチャーが分かれ、ピッチャーはフォームを固める練習、キャッチャーはどんな速い球でも落とさずとる練習をした。


4人とも初心者と言えばそうなので、最初は全員がぼろぼろだった。


誰もちゃんとできた奴はいなかった。


< 12 / 14 >

この作品をシェア

pagetop