過去の贖罪
命
日曜が休みと言われてもやることがない。今までもだけど。たまには違うとこに行ってみてもいいかもしれない。
まずどうしようかと考えた。田舎に帰るのもつまらないし、友達といえる奴もいない、もちろん恋人も。
(ふぅー、どうしよう?使い道がわからない)
六畳程の畳の上で、ゆっくり寝転んで考えた。
ふいにカレンダーの風景の写真を見る。夕暮れの富士山が逆光を浴びてきれいに写っていた。明るい空と、水面に反映した富士の影が落ち込み、画面全体が重い雰囲気をかもしだしている。日付を見ると、二年前のものだった。いつの間にかそのままにしていた。
就職したら絶対行きたいと思っていた場所だった。そういえばこっちに来て以来、三年間旅行らしき旅行は行ってない。一日じゃとても無理だ。それに富士山に登れる体力も気力も僕にはもうない。
まずどうしようかと考えた。田舎に帰るのもつまらないし、友達といえる奴もいない、もちろん恋人も。
(ふぅー、どうしよう?使い道がわからない)
六畳程の畳の上で、ゆっくり寝転んで考えた。
ふいにカレンダーの風景の写真を見る。夕暮れの富士山が逆光を浴びてきれいに写っていた。明るい空と、水面に反映した富士の影が落ち込み、画面全体が重い雰囲気をかもしだしている。日付を見ると、二年前のものだった。いつの間にかそのままにしていた。
就職したら絶対行きたいと思っていた場所だった。そういえばこっちに来て以来、三年間旅行らしき旅行は行ってない。一日じゃとても無理だ。それに富士山に登れる体力も気力も僕にはもうない。