私、メリーさん
メリーさんは後ろに
メリーさんの電話の結末を知った時から、試してみたいと思った事が在る。
それはメリーさんと対峙する事だ。
だからこそ私は、ナイフを持ってきた。
考えて見れば、幽霊が文明の利器である電話を利用しているのも可笑しな話だ…
どの話をみても、メリーさんはわざわざ現在位置を報告するという共通点を持つ。
自分の背後に立った事を電話で報告されれば、私はメリーさんに殺されるかもしれない。
でも逆に、その報告をされなかった場合は私は殺されないんじゃないか?
私は、「メリーさんに最後の報告をさせない」という作戦を考えた。
同時に、決戦の場所はここしかないと思った。
鉄のように冷たい町を映す、このミラービルの目の前で。
それはメリーさんと対峙する事だ。
だからこそ私は、ナイフを持ってきた。
考えて見れば、幽霊が文明の利器である電話を利用しているのも可笑しな話だ…
どの話をみても、メリーさんはわざわざ現在位置を報告するという共通点を持つ。
自分の背後に立った事を電話で報告されれば、私はメリーさんに殺されるかもしれない。
でも逆に、その報告をされなかった場合は私は殺されないんじゃないか?
私は、「メリーさんに最後の報告をさせない」という作戦を考えた。
同時に、決戦の場所はここしかないと思った。
鉄のように冷たい町を映す、このミラービルの目の前で。