―ホストな恋―
そこにはヒデの彼女が居た。

「オーナーの彼女さんやんね?」

声を掛けられた。

「はい?」

「あたし優美。良かったら仲良くして?」

「はぁ…」

なんであたしと?と思いながら答えた。

「でも…あんまり店に来てないやんね?」

「あ…はい…」

「あたしはてっきり毎日来てる人が彼女かと思ってたけど…」

「…??」

「でもオーナーはソープ嬢とは付き合わないか…あのお客さん…もう10年近く通ってるらしいよ?」

"毎日来てる人"…きっと…"淳さん"の事やんな…?

…だからあたしにつっかかったんだなぁと思った。



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