―ホストな恋―
そんなある日、彼から別れを切り出された。

なんとなく気付いてた…。

引き止めようとも思わなかった…。

ただ…涙が止まらなかった。


別れ話をしているのに楽しかった思い出が頭をよぎる…。

一緒に見た映画…初めて行った彼の部屋…2人きりのクリスマスやお互いの誕生日…花火大会…2人で見た夜景…。

「…ひっく…ひっく…」

ただ泣いているだけのあたしに彼は言った…。

「ごめんな…。」

そして優しく頭を撫でた。


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