―ホストな恋―
それから間もなく、
どちらからともなく、
あたし達は別れた。


辛い時ずっと一緒に居てくれたのは真希だった。

あたしの気がすむまで飲んだりカラオケ行ったりしてくれた。

グチや思い出を何度も何度も聞いてくれた。

真希が一緒にキャバクラで働いて欲しいと言うなら応えたいと思う。

…彼氏が居る訳じゃないし…

…やっぱりお金は欲しい…。

毎月毎月、減る一方の通帳の数字。


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