―ホストな恋―
「昨日…彼女がウチの店の常連と一緒に来て…酔いつぶれた彼女を置いて友達が帰ったんです…それで自分の家も言えない状態だったんで…ウチに泊めました。」

佑は俯いたまま淡々と話した。

「手ぇ出してないやろな?」

店長が問いかける。
「はい」

そして佑は智を見た。

「オーナー…ちょっといいですか?」

「何?」

智は冷たく言った。

「オーナーは美咲の気持ち知ってます?」

「…だから何…?」


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