―ホストな恋―
無邪気な笑顔で答えるカナ。

そんなカナに、あたしと真希は驚きを隠せなかった。


そりゃ…何度か見た事はあるし…
…同じ人間なんだから付き合っていてもおかしくはない。


…でも…

…この頃のあたしと真希にとって"ホスト"に対して良いイメージは無かった…。


女の子に貢がせたり…
料金をぼったくる…

そんななイメージしかなかった。


「おはよぉッ☆」

黒いスーツの男があたし達にとびきりの笑顔で言った。



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