―ホストな恋―
「とりあえず初めましてっ!
…何飲む??
ブランデーでいい?」

「…はあ…」

彼は慣れた手つきでテーブルにお酒の入ったボトルやアイスペール、ミネラルウォーターや灰皿等を用意する。

「どんな人がいい?
2人にも誰か付けるから…」

お絞りを差し出しながら聞いた。

「いや…すぐ帰るから誰でも…」

…ってか…。

カナはこの男と本当に付き合っているんだろうか…?


テーブルに並んだキープボトルを見ながらそんな考えが頭をよぎる。


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