―ホストな恋―
11時が過ぎ、店はそれなりにお客さんが入っていた。

あたしは予定していた自分の指名のお客さんが帰ったので真希のヘルプに入ろうとしたがすぐにボーイさんに呼ばれた。

「指名やで」

言われて席に向かった。

…そこには智くんが座っていた…。

「どおしたんですか!?」

驚きを隠せなかった。

そんなあたしを気にせず彼は笑顔で答える。

「顔見たかったから」

…え~…!?


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