赤りんご
早速まりものストラップを携帯に付けて見せた。
「カワイイね…一生大事にする!!」
「そんな、大袈裟な…」
「だって亮太がプレゼントしてくれたんだよ!?幸せだよ…」
指でふわふわのまりもをツンと突くと、かわいい鈴の音が聞こえた。
「実は…これ」
亮太は自分の携帯を私に見せた。
「あ……まりも」
「同じやつ買っちゃった」
ニヤッと笑う亮太が愛しい。
嬉しすぎて涙が出そう…
「おそろいだあ…!」
ツンと突くと同じ鈴の音。
ブルーのリボンが付いている。
ふわふわのまりものストラップが、2つならんで揺れていた。