赤りんご






私はどうしたい…?





ただ、好きだから


水嶋くんとは仲良くしたい。





でも、彩花と気まずくなるのは嫌だ。




せっかく出来た友達なのに…





それはやっぱり私のわがままかな?




恋をしたからには、避けられないこともあるのだろうか。





「りい、遠慮しちゃダメだよ?」



「えっ?」



「彩花はちょっとキツいとこあるし、友達だからって遠慮しないでね!」



「………………」



「後悔しても遅いんだからね?」




水嶋くんと仲良くしたい。



私だけが知っているあの笑顔…誰にも見せてほしくない。





水嶋くんのことが好きだから…



もう…覚悟を決めなきゃいけない。






「由美、ありがと!私頑張る!!」





彩花、ゴメン。



彩花との友情は失いたくない。



だから絶対壊さない。



でも…協力は出来ない。






私は恋に走ります。










< 30 / 215 >

この作品をシェア

pagetop