赤りんご
第二章:不安
友情
昨日、あの後二人で一緒に家に帰った。
「保健室で告白ってちょっとエロかったかなー」
「何それ〜」
「でもお前が甘えた目で俺を見るから、襲わない自信はなかったぞ。」
そう言って水嶋くんは笑った。
バカ…
水嶋くんのせいで、朝から口元は緩みっぱなしだよ。
「りい!おはよ♪」
「おはよ!由美、昨日はゴメンね!」
「全然大丈夫♪体調は平気?」
「うん、寝たら良くなったよ。」
今日の由美はかなり機嫌が良い。
「そっかそっかあ…!幸せそうな顔して〜由美には分かっちゃったよ♪」
やっぱり…
「うん…昨日告白されて、告白した!」
「やっぱりね♪OKだったんでしょ?」
「うん!」
「良かったじゃーん!今度ダブルデートしようね♪」
私が辛いとき、由美のおかげで一途に想い続けることが出来たんだよ…
由美が話を聞いてくれたことは、いつも私の支えになっていた。
ありがとう。