赤りんご
「りいちゃんってチークしてる?」
「してないよ。緊張するとすぐに顔赤くなっちゃうんだあ…。」
「やっぱり〜!カワイイね♪」
昔からそう。
緊張するとほっぺたが赤くなる。
やっぱり顔に出ちゃってたんだ…
「俺!大崎健太!ヨロシク!」
え…いきなり…
「………由美……誰?」
「バカ!りいビックリしてんじゃん!!」
「うるせえ!俺も仲良くなりたいんだよ〜!!りいちゃんヨロシク!」
「…うん。」
由美と大崎くん?は仲良いんだ。
もしかして
もしかして…
「ねえ…由美の彼氏?」
「うん…超バカだけど…」
由美はハニかんで言った。
大崎健太くん
ツンツンの黒の短髪…
あ…この学校は男子は学ランなんだ。
「みんなは彼氏いるの?」
「悔しいけどえみも彼氏いるんだよね〜。いないのは私だけ。りいちゃんは?」
しゅんとした顔で彩花が言った。
彩花もカワイイし、すぐに彼氏出来そうだけどね。
「私もいないよ!」
「マジ?良かった〜!仲間仲間〜!」
みんなのおかげで、新しい学校生活も無事一日を終えることが出来そうだ。