赤りんご






遊園地に着いた。




なかなか広い遊園地だから、何度も同じ場所を行き来して迷いながらも色んなアトラクションに乗った。





「今度アレ乗ろうよ!」



お互い絶叫系が大好きだから、はしゃぎまくっていた。




乗るときも、しっかり手を繋いで。






お昼を過ぎたとき




「お前元気だなー」



「水嶋くん…じゃなくって亮太は体力なさすぎ!!」




亮太は少しお疲れ気味。



うーん…やっぱりまだこの呼び方は慣れない…。





「ご飯食べよっか!」



「そうだな、腹減った。」




お昼は、遊園地の中にあるレストランでパスタを食べた。




こうやって向かい合うと、やっぱり緊張しちゃうね。





でも何か…デートって感じ…!






「楽しいね!」



「うん。」




優しい目で笑いかけてくれる…



今でもやっぱりドキッとしちゃう。




「私、恋してるなあ…」



「何だ急に?」



「何でもなーい!」




好き過ぎて、どうにかなっちゃいそうだよ。









< 78 / 215 >

この作品をシェア

pagetop