改定版・キスからはじまる恋
次の学校の日。





放課後になりみんながいなくなってから、蓮と帰る。





そのつもりだった。





だけど、今日は違った。





旭が、まだいる。





私は、どうなるのか不安になった。





蓮も旭がいるから話しかけようか困ってるみたい。





こういう時、やっぱり付き合ってないんだって自覚する。





「結衣、合コン行かない?」





「へっ?」





突然のまさかの誘いに吃驚。





「結衣、彼氏いないでしょ?

なら、よくない?

結衣を好きらしい男がいるんだよね。」







「えっ?

でも....」





私は、プチパニック状態。





だって。





「ダメ。 

こいつは、俺の。」





蓮が、後ろから私を抱きしめた。





「えっ?」





私は、完全にパニック状態。





「よかったね。

聞きたい言葉は、聞けたでしょ?

合コンは、嘘だから。

まあ、結衣を好きな男がいるのは確かだけど。

じゃあね。」





旭は、一つだけ爆弾を残して、嵐のように去った。
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