改定版・キスからはじまる恋
俺は、結衣の目線合わせるようにしゃがんだ。


「結衣、どうした?」


ゆっくり髪を撫でながら聞いた。


結衣は、泣くだけで答えてくれなかった。


「蓮は、何も気づかなかった?」


「えっ?」


旭が聞いてきた意味がわからなかった


「結衣がおかしくなったの。」


「気づいてたよ。
ただ、別れたいんだと思って聞けなかった。」


「別れるだなんて....」


結衣は、泣きながらも否定した。


それだけで、嬉しい。
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