改定版・キスからはじまる恋
「結衣と蓮がちゃんとつきあいだしてさ。
少しずつ周りにバレてきたじゃん。」


「あぁ。」


俺は、隠さなかった。


てか、結衣が彼女だって叫びたいほどだ。


校内だけじゃなくて、世間に伝えたいほど。


バカなほど結衣が好きなんだ。


「蓮の彼女が結衣だってのが気に入らない女子どもがね。
わかるでしょ?」


嘘だろ。


もしかして、嫌がらせを受けてたのかよ。


なんで言ってくれないんだよ。


「ごめんな、結衣。
守れなくて。」


俺は、結衣をきつく抱きしめた。


「謝らないで。
私が蓮に釣り合ってないから...」


そんなことない。


俺の方が.....
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