改定版・キスからはじまる恋
でも、実際は壁じゃなくて。





私は、隣にいた男子に寄りかかってしまったんだ。





「どうした?」





隣にいた男子が不思議そうに聞いてきた。







「具合が悪くなった。」





私がそういうと。





「じゃあ、外に行くぞ」





その男子が私を外に連れだそうとした。





私、クラスの男子とそこまで仲良くないけど、これで外の空気を吸いに行けるならいいかと安易に思った。





『俺が、つれてくよ。』





蓮が横から私を連れ去った。





男子はちょっと呆然としながらも蓮だから何もいえないみたい。





モテる男は、得よね。





まあ、私には、関係ないけど。





今はとにかく、外の空気が吸いたい
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