神のLetter

「私と友達?
本気で言ってるの?」


園田さんは私に優しく微笑んで


「えぇ。
本気よ。貴女みたいな気になる女性を見るのは初めてだもの。」


そりゃそうよ。


私みたいな変り者は、この世に百人と居ないでしょうね。


「あら、気を悪くしたかしら。
ごめんなさい。」


まぁ、性格は宜しいようで?
でも気が合うかしらね……。


こんな私を
園田さんは受け入れてくれるかしら。



不安ばかりよ。
まだ孤独の中で生きていた方が良いかもだし。


でも……。


私も変わらないといけないのかしら。



園田さんは、じっと私を見つめる。








< 11 / 42 >

この作品をシェア

pagetop