神のLetter
ガラッとドアを開けて、電気をつける……。
ドアを開ける瞬間に
「ダメっ!!」
と叫ぶ声がしたが私は必死だったためか、言葉を無視した。
パチッ
電気がつくと
園田さんが立っている。
その下に、学校で飼っているウサギが妙な形で横たわっている。
「……え……??」
言葉を失う私に、悲しそうな目で私を見つめる。
「誤解しないで。」
ただ、それだけ言うと窓辺に近づいた。
「園田さん、
これは……??」
口を押さえるが、腐臭がキツい。
園田さんは微笑む。
何時もの笑顔ではない……。
「私の過去よ。
これが……。」