神のLetter

いつの間にか、自分の家に戻ってワンピースのまま寝ていた。



まだ、目から涙流して……。


「私は、また一人なのね……。」



ううん……。


ずっと、一人なんだわ……。



誰とも出会わなくて、


誰とも心を通わさなくて、



ベッドに寝転んだまま、朽ち果てるような感覚。


窓に打ち付けられた雨粒が音だけで耳が痛い。




大切な人……。


こんなにも
こんなにも


大切な人……。






初めて
大声出して泣いたわ……。


心が張り裂けそうで気持ち悪かったの……。







「園田さぁん!!!」

















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