神のLetter
弱い風が
意気なり
強くなった。
「わっ……!!」
顔面に当たった紙が最初は何だったのか分からなかった……。
カサッ……。
「これ……。」
手紙だった。
白い封筒に
『ゆみへ』
また、手紙……??
私、何回
手紙を読んで
また、立ち止まるのよ……。
封筒
開いてみるべき?
私 死ぬっていうのに
『ゆみへ』
この文字。
「園田さんの?」
幻影よ……。
『針陏さん』
笑顔で語り掛ける園田さん……、
「ズルいわね。」