神のLetter

『生きてて
 良いのよ。』


何処か遠くで聞こえた声……。



その時には、
屋上から落ちてた……。




「誰か!!
救急車っ!!!」



その声を最後に
気を失った。






私、孤独から
抜け出したはず。


  パチッ



目を覚ますと


白い天井と
白い周りの景色。


「天国……??」



「何をバカ言うとるん!!?
お前死のうとしたんやで!?」


誰……??



「あ……。
俊くん?」


同じクラスの男子だった。



「何で?
何で、私なんか助けたの?」


横に座る俊君を見て言った。


「針陏が死ぬ事、
俺が認めへん!!」


「私、生きてて良いのよね?」


俊君、めっちゃ笑顔で


「当たり前や!!」





久々の笑顔で、


「有り難う……。」















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