独眼狼ーワンアイウルフー



あぁ、と小さく呟きレオナが楽しそうに言った。


「つまり〜。わざと私達の力を見せつけて、弱った所を一気に殺る…って事ですかぁ?」


大きく頷き…ウェゲナーは口を開いた。


「次の戦闘…期待しているよ。アルバート小佐、レオナ大尉」


2人は返事の代わりに敬礼をした。

その2人の態度に満足したようにウェゲナーは微笑み、軽く手をあげる。

それを合図に、2人は敬礼を止めた。


「……では、私はこれから会議があるので失礼するよ。またマグナル中佐の怒声を聞かなきゃいけないらしい…」
「……ご苦労様です、ウェゲナー大佐」


アルバートが苦笑しながら言うと、ウェゲナーは肩をすくめた。


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