独眼狼ーワンアイウルフー



突然笑い始めたアルバートに、整備士は目を点にした。

アルバートはそんなのお構い無しに、整備士の肩に手をのせ、何度か叩く。


「面白い事教えてくれて…ありがとな」
「は、はぁ……?」


首を傾げる整備士をよそに、アルバートは倉庫の出口へと足を進めた。


「あ、アルバート小佐っ!!?」


呼び止めようとする整備士の声を背中に受けながら、アルバートは倉庫を後にした。


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