独眼狼ーワンアイウルフー
「なんで?」
「前に言ってただろ。私は敵機を討つ時に祈るようにするんだって……えっと…、なんて祈るっつったっけ?」
少年の問いかけにエディーは瞳を閉じ、胸に手を当て祈るようにして呟いた。
「…あなた達にせめて安らかな眠りを」
「あぁ、それそれ」
「アレにはちゃんと意味が―…」
少年の言葉に反論しようとしたエディーの言葉が止まった。
視線を空に向け、足も止まった。
「エディー?」
少年が名前を呼んでも、エディーは空を見つめたままだった。