独眼狼ーワンアイウルフー
「タイガー…、じゃねぇな」
「……そうですね。タイガーだったら、体の色は黄色の筈ですし…」
ケビィンとルイが互いの意見を言い合う。
その会話を聞いていた霧兎が、口を開いた。
「まぁ、ランブル荒野にシンディウス軍がいるのは確かなんだし。君達3人で行って来てくれないかな〜?」
「……任務内容は、敵機の撃破…でいいのか?」
レクスがそう確認すると霧兎がにへら、と笑った。
「…僕としてはスパイダーを破壊した機械獣の偵察だけでも良いんだけどねぇ〜。ま、君達の判断に任せるよ」
「了解ってな!!んじゃ行くぞレクス、ルイ」
ケビィンが2人の肩をがしっ、と掴み扉に向かって歩き出す。
「行ってらっしゃ〜い」
霧兎の言葉を背中に受け、レクス達はオペレーター室を後にした。