ブルーベリー
『はぁ?大さん
自分で行きなよ。
暑い中行くうちらの
身になってよ!』
かなえが慣れた口調で
笑いながら言った。
『いいじゃん。一本くらい。買って来てよ。』
『購買で買ってきな~。』
ゆりも言った。
『るい~そう思わない?』
かなえに話しをフラれた。
『えっ…別にどっちでも。』
めっちゃ素気ない
返事になってしまった。
それ以前に早く
外に出たくて
この会話から
早く抜け出したかった。
『なんか
るい怒ってない?』
かなえが恐る恐る
聞いて来た。
『そうだよね。
俺,自分で
ジュース買ってくるよ。
るいちゃん
引き止めてごめんな。』
大山君が申し訳なさそうに
謝ってきた。
『なんか大さんが
謝るのも珍しいね。』
かなえが笑って言った。
『そんな。謝んないで
うちこそごめんね。』
るいも申し訳なさそうに
謝った。
そして03人で
買い出しへ向かった。