ブルーベリー
『これうちが
買ったんだよ。
大さん感謝してよね。』
かなえの声。
『まじで?
めっちゃいいとこあるね。
見直した。』
仲良さそうに話してる姿を
ゆりとるいは見ていた。
気の強いゆりは反抗した。
『かなえ~
一人だけの手柄に
しないでよ。
元はるいが買おうって
提案してかなえは
最後まで文句
言ってたじゃん
うちが買ったんじゃなくて
うちらが買ったんだからね。』
ゆりが冗談っぽくでも
ちょっとキレ気味に
かなえに言った。
『これるいちゃんが
買おうって
提案してくれたの?』
大山君がるいに聞いた。
『…うん。
大山君に
冷たくしちゃったし
頑張ってるのにさ
ジュースは
買えなかったけど
アイスで我慢してね。』
るいは少し恥ずかしそうに
言った。