ブルーベリー
『まじか!ありがとう。
嬉しいよ。
ってか大山君じゃなくて
大さんでいいよ。
なんか大山君って
自分じゃないみたい。』
明るく大さんは
るいに言ってくれた。
『うん。わかった。
じゃぁ大さんで。』
『かなえさん。
嘘付いちゃダメでしょ。
でも一人で手柄に
しようとするのも
お前らしいな。』
大さんがかなえに
言った。
『だって~……
…ゆり,るいごめんね。』
『なんで謝るの?
よし!うちらも
アイス食べよ。』
るいはかなえにアイスを
渡した。
『ありがとう。』
これが大さんと初めて
話したときのこと。
体はでかいし無口そうに
見えるし怖そうだけど
根は優しいんだなぁって。