ブルーベリー
買い出しを終えて
学校に着くと…
『かずや~~!!!
どうだった?』
するとかずやは
恥ずかしそうに
ピースサインをした。
『うぇ~い
おめでとう!!!
幸せになぁぁ!!!』
『ありがとう…』
かずやは照れくさそうに
頭を掻きながら言った。
るいには何がなんだか
わからず
あっけにとられていた
『かずや?
どういうこと?』
『実は俺が告白する為に
みんなが作戦
考えてくれてたんだぁ。
騙してるみたいで
ごめんな。』
『えっ?
そうだったんだ。
全然大丈夫。
それだけ勇気出して
告白してくれた
だけで充分。』
二人でそんなことを
言いながら
笑い合っていた。
『いやいや
お熱いですね。』
ほのぼのしていたら
大さんが話かけて来た。
『うらやましいなぁ
俺も恋したいなぁ。
部活で精一杯だから
そんな暇ないけど…。』
大さんは柔道部で
部長だから
毎日忙しそうだった。
『るいだって
吹部で副部長だけど
こうやって彼氏
出来たんだぞ。
大さんだって出来るよ。』
『えっるいちゃんって
副部長なの??
じゃぁ未来の
部長じゃん。
俺と同じだな。』
『そうだね。
でも先輩達は
夏休み明けまで
引退しないから
まだまだだけどね。』
『そっか。
吹部はまだ
引退してないのか
引退したらきっと
大変だよ。
お互い頑張ろ。』
『そうだね。
まぁ今も充分
忙しいけどね。』
『あはは。
まぁ吹部だし
しょうがないよ。』