ブルーベリー


るいはギリギリ間に合って
時間通りミーティングを
進めようとした。


しーんと静まり返る
音楽室。
目の前には50人以上の
後輩先輩ばかり。
前までは緊張してたるいだが今では緊張など
しなくなった。


『これからミーティングを
始めます…』


始まったと同時に
かずや達は
音楽室へ忍び込み
ミーティングをしてる
るいを見ていた。


『今日の練習内容は…』


坦々とミーティングを
進める,るいの姿は
とてもクラスに
いたるいとは
全く別人だった。

そのギャップに
かずやはもっと
るいの事を好きになった。


10分程ミーティングを
すると……


『じゃぁこれで
ミーティングを終わります
練習始めて下さい。』


『はい。』

部員全員の声が
響き渡った。


やっぱ学校で
一番厳しくて一番
いろいろな賞を
取ってる部活だ。


返事も態度も
みんな本当にすごい。


その中で次期
部長なるい。
本当に輝いて見えて。


かずやは本当に
るいを大事にしたいと
思っていた。


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