ブルーベリー


ミーティングを終えて
かずや達は
満足げに戻って行灯作業に取り掛かった。

そして
るいは練習を始めた。


大会が近いため
07時すぎまで
練習していた。

行灯作業は06時までだから他の人達はもうすでに帰って行った。はずだった…


『るい~おめでとう!』
ゆりかがるいに
抱き付いて来た。

『なんで知ってるの?』
違うクラスのゆりかが
なんで知っているのか
疑問だった。


『るいのクラスで
めっちゃ
盛り上がってたし。
話題になってたよ。』

やっぱ人って怖いなぁ。
改めてるいは思った。

『そっかぁ~
ありがとう。』


『かずやと付き合うなんて
まぁ01年のとき
仲良かったしね。
お似合いだよ。』

『照れるしょ~。』

そんな話をしてると
後輩達も…
『先輩!
おめでとうございます!』
大きな声でゆりかと
話ていたから
周りの人に筒抜けだった。

『うわぁ~
大きい声で話すぎた。』

るいは,恥ずかしい
気持ちでいっぱいだった。


『みんな帰るよ~』
先輩達が音楽室を
出るように言っていた。


『はい!』


返事をしながら
帰る用意をして
いつも通りゆりかと
帰ろうとした。


もうこのときには
08時を回っていた。


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