ブルーベリー

『だな。でも俺は
るいと付き合えただけで
充分楽しいけどな。』


『えへへ。
なんか嬉しいわ。
ってか今日の行灯作業
何時に終わった?』


『うーん6時半かな。
結構進んだよ。』


『えっそれから
ずっと待っててくれたの?』


『そうだよ。
玄関でずっと寝てた。』


『ごめんね。待たせて。』

『なんで謝るの?
俺が勝手に待ってただけだし
全然大丈夫だよ。』


『ほんと待っててくれて
ありがとね。』


『どういたしまして。
ってか吹奏楽大変そうだね。
毎日練習ばっかだし。』


『うん…。
でも楽しいよ。
みんないい人ばっかだし。』


『そっか。頑張れよ。
何か辛い事あったら
相談乗るからな。』


『うん。』



そんな話しをしながら
学校から校門までの道を
歩いていた。

まだ部活帰りの人達が
うじゃうじゃいた。
バス停は吹奏楽の人達が
たくさん並んでいた。


『ちょっと恥ずかしいね。』
るいはそう言いながら
苦笑いした。
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