お兄=秘密彼氏
「………マジでぇ!!!!」




階段を降りていると お兄の部屋から叫び声が聞こえてきた。


バンッ!



勢いよくドアを開けて出て来たお兄は 寝癖頭でスウェットで情けない姿だった。



「ちー どうして起こしてくれなかったんだよ!!」



「はぁ?何度も声かけたのに!!
音楽聞きながら寝てたお兄が悪いんでしょ!?」



「なんだよ…もぉ……」




そう言ってまた部屋に戻るお兄。


部屋からは なんかバタバタとしている音がする。



どうせ 慌てて制服でも着ているのだろう。





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