お兄=秘密彼氏
玄関の靴を見ると そこには

昌樹の靴しかなかった




(お兄…まだなんだ)




…あっ!ダメじゃん!


お兄って思っちゃ




《大翔》って思わなきゃ




大翔…大翔……




大丈夫かなぁ……





ガチャッ



「おっ!姉貴
遅かったなぁ 腹減って死にそうだったから インスタントで済ませちゃったし!」





テーブルの上には それらしき

カップ麺の空の容器が置いてあった




「あぁ ごめんごめん
ちょっと 居残りで……」



「ふぅん
兄貴はまだ帰ってきてねぇよ」



「うん わかってる
今からご飯作るから
昌樹も食べる?」



「あぁ−−
ちょっともらうわ」



「わかった」





私は部屋に荷物を置きに リビングを出た









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