お兄=秘密彼氏
「あら 夕方から雨なの。
今日は早めにお店に行かなきゃ。」




いきなりリビングに顔を出したのは

今 帰ってきたばかりのお母さん。

ドレスに厚い化粧 髪の毛はアップにしていて いかにも キャバ嬢です!ってカンジ。





「ちょっと 私は朝ごはんいらないから。
あと 私の部屋のドレスなんだけどこの紫のドレスと ゴールドのドレスをクリーニングに出しといて。
お金は置いとくから。」



「……うん。
わかった…」






ほらね 私の名前を一度も言わない。






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