お兄=秘密彼氏


私たちが駆け寄ると 二人はとても悲しい顔をした



「…今 手術してる
出血が多いみたい……」



「そんなっ……」





ペタンッ



私はその場に座り込んでしまった




「姉貴!」




それを見た昌樹は私の体を優しく支えてくれた






いや……



いやだ……




「し…死んじゃヤダよ……」




とうとう口に出してしまった言葉



そしてその言葉と共に 目から涙が零れ落ちた










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