お兄=秘密彼氏


「うっ…ふぇ……ふっ…」



静かに 私の泣き声だけが病室に響いていた



「千晴ちゃん…
大丈夫だって コイツは千晴ちゃんをおいてなんていかねぇって」



「た…くやクン……
ふっ…うん」





そういうと 拓哉クンは私の反対側へいって大翔の手を握った



……何も 一言も言わずに






「そうだよね…
大翔は 私と昌樹をおいていかないよね…」


「うん そうだぜ」





< 150 / 277 >

この作品をシェア

pagetop