お兄=秘密彼氏


私がそう言うと 遠山クンはやわらかく微笑んで



「わかった
 今度・・・ね」



と言ってくれた






しかし 遠山クンは



帰りに私をいったいどこへ





連れて行こうとしたのだろう









「じゃあ 帰ろっか」




「うん」





私たちは 夕日の射す道を



二人並んで帰った







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