お兄=秘密彼氏




「ん・・・」




目を開けると 白い天井だった


鼻にツーンと消毒の匂いが届く





(右手が・・なんか変?)





右手を見ると 


遠山クンが私の右手を握っていた





「あっ 目覚めたか?
 痛いところはあるか?」



「ううん・・
 ちょっと頭痛い・・かな?」



「そっか・・
 でもよかったぜ
 頭打ち付けたのがコンクリートじゃなくて」



「えっ?」



「コンクリートの隣の
 芝生に頭打ちつけたんだよ」





打ち付けた・・・・?





あっ  そうか




私 女の子に押されて・・・・






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