お兄=秘密彼氏


大翔は窓のそばにある

白い3段式の小さな引き出しを指差した



一番下は何やら大きな物を入れる用なのか

かなり大きかった




「ここ?」



「あぁ」




私は引き出しを開けてみた


そこには いつも大翔が通学用として

使っている鞄が入っていた




「今朝早くに
 拓哉と信也が持ってきた」



「そうなんだ
 はい どうぞ」



「サンキュ」




私から鞄を受け取ると 中身を探り出した



そして 中に入っていたものを

次から次へとベッドの上に広げていく



「・・・・あった」





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