お兄=秘密彼氏




そう言った大翔の手の中には

小さな袋があった



「はい これ」



その小さな袋を私に差し出す



「・・・開けていいの?」




頷く大翔



(何だろ??)



ドキドキしながら開ける私









「それ 買うために店に寄ったんだ」





小さな袋の中には

さらに小さい指輪が入っていた



そうそれは 半年も前に大翔に失くされた




ーーあの リングだった









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